うめはなつづり

ドラマ感想中心。ほか色々趣味ブログ。

5人制サッカー(通称:ブラインドサッカー)パラリンピック日本代表 フランス戦マッチレビュー

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こんにちは。うめはなです。

8/29(日)パラリンピック5人制サッカーが初戦を迎えました。

通称のブラインドサッカーの方がなじみがあると思いますので、ここからはブラインドサッカーと表記したいと思います。

 

ブラインドサッカー日本代表は今回が初めてのパラリンピックです。

そして今大会からサッカー男子・女子代表と統一デザインのユニフォームで戦うことになっています。

今回から同じユニフォームということで、一緒に戦うという決意を感じます!

 

日本代表戦やJリーグ、海外サッカーだけでなく、小学生サッカーから高校サッカーまで1年に多くの試合を観戦するうめはなですが、今試合でブラインドサッカーをちゃんと観戦するのは2回目です。

 

ブラインドサッカーはとても見ごたえがありますので、魅力を少しでもお伝えできればと思います。

ブラインドサッカーとは

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まずはブラインドサッカーを良く知らない方のために、簡単にルールを説明します。

こちらのホームページを参考にしました。

www.b-soccer.jp

プレーヤー

フィールドプレーヤー4人とゴールキーパー1人の5人制です。

フィールドプレーヤーの4人は全盲もしくは重度の視覚障がいを持っている人しか出場できません。

公平さを保つためにフィールドプレーヤー全員がアイパッチを貼った上にアイマスクをします。

フィールドプレーヤー全員が「見えない」状態となります。

光や動きを視覚から感じることはできなくなります。

ゴールキーパーは晴眼者もしくは弱視者が務めます。

フィールドにいる選手では唯一の「見える」人です。

ブラインドサッカー独自のルール

ボール

大きさはサッカーボールより少し小さめの、フットサルのボールと同じです。

ボールは転がると「シャカシャカ」とマラカスのような音がします。

フィールドプレーヤーはその音を頼りにボールの位置を把握します。

ガイド(コーラー)

選手5人のほかに相手チームのゴール裏にいて様々な指示を出す役割の人です。

試合の状況を見ながら指示を出したり、ゴールポストを棒でたたいてゴールまでの距離を選手に知らせたりします。

「ボイ!」の掛け声

過度な接触を防ぐために、ディフェンスに行くときには「ボイ!」という掛け声をかけなければいけません。

自分が近づいているということを相手に知らせる必要があります。

「ボイ!」と言わないで近づくとファウルになります。

「ボイ(Voy)」スペイン語で「行く」という意味だそうです。

サイドラインの壁

サイドラインには高さ1メートルほどの壁が隙間なく立っています。

壁にボールが当たるので、ボールがサイドラインを割ることはありません。

壁に当たった時の音を頼りに選手たちはボールの位置を把握します。

壁の跳ね返り使ったプレーもブライドサッカーならではの見どころです!

 

フランス戦マッチレビュー

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試合詳細:8/29(日) 9:00 KickOff 青海アーバンスポーツパーク

試合結果:4-0

日本

前半4分 黒田智成

前半9分 黒田智成

前半16分 川村怜

後半13分(PK) 川村怜

うめはな的MOM

黒田智成選手です。

1点目の先制ゴールが素晴らしかったです!

自分で相手ボールをカットし、ドリブルで切り込みシュート!

とても鮮やかなゴールでした。

しかも前半4分という早い時間での先制ゴールでした。

パラリンピック初出場のチームにとって緊張感を和らげる1点になったと思います。

印象に残った選手

田中 章仁選手

ディフェンスがすごかったです。

相手選手とゴールの間に素早く入ってチャンスを消していました。

自陣でボールを奪った際にも正確なフィードで味方にパスを供給していました。

まるで見えているようだという表現が正確かどうかわかりませんが、本当にそう感じるプレーでした。

 

マッチレビュー

とても見ごたえのある試合でした。

ドリブルやボールカットからのゴールと、セットプレーからのゴールとどちらからも点を奪えたのが良かったと思いました。

ボールを奪われると早い段階で全員が素早く守備の陣形を整えていて、相手に好きにプレーさせないことが徹底されていました。

フランスの選手は体が大きく体幹も強かったのですが、連携して守っていて危ないシーンはほとんどありませんでした。

 

とにかく見どころ満載

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音の出るボールを使った戦略

ブラインドサッカーのボールは転がると音が出て、その音を頼りにボールの位置を把握しています。

ドリブルをしながらボールを一瞬止めて音を消すことで、相手を混乱させることもあるそうです。

そして浮き球はボールが空中に浮かんでいる間は音が止まるので、ゴール前などで戦略的に使うこともあります。

PK・フリーキックの駆け引き

フランス戦でもありましたが、PKやフリーキックも見どころの一つです。

ゴールが小さく、守るキーパーは晴眼者です。

「見えない」状態でどうゴールを決めるのか、正直私には想像もできませんでした。

ゴールの位置はガイド(コーラー)がポストを棒で叩いて知らせます。

けれど蹴る方はキーパーの動きを見ることはできません。

今日の試合で川村選手はシュートモーションを素早く小さくして、ゴールの隅にゴールを決めていました。

想像することもできないほど研ぎ澄まされた感覚の世界でプレーをしているのだと思います。

 

今大会は無観客での開催ですが、是非試合を観に行きたいと思います。

試合会場で観戦する上で大事なルールがあります。

それはプレイ中は声を出さないこと!

「頑張れ!」とか「いけ!」とか言ってしまいがちですが、ボールの音や指示の声が聞こえなくなってしまいますので、禁止です。

ゴールを決めた後の歓喜の声はOKです!

(もちろんコロナ禍後の観戦ではです)

 

次戦はなんと強豪ブラジルが相手です!

8/30(月)11:30~

そしてグループステージ最終戦はアジアチャンピオンの中国!

8/31(火)9:00~

しかも真夏の連戦です。

私は残念ながら仕事でリアルタイムで見ることは叶いませんでした。

録画してみたいと思います!

 

応援できる方は是非テレビの前で応援をお願いします!

 

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