※この記事はネタバレを含みます
物語の舞台は「犯罪被害者支援室」。
元刑事と心理学者が犯罪の被害に遭った被害者や遺族に寄りそう姿を描いたドラマ。
大学のときに心理学を専攻していたこともあり興味をひかれました。
あらすじ
犯罪被害者支援室に公認心理士、臨床心理士の資格を持つ白石が配属されます。
配属されてすぐに店の火災で旦那さんを亡くした女性へのサポート依頼が入ります。
放火の疑いがあるということで警察の捜査が入ることに。
火災当日友人と会っていたという奥さんの証言に嘘があることがわかり、保険金目当ての殺人の疑いがかけられてしまいます。
いわゆる事件モノの様相が強い
「犯罪被害者支援室」が舞台ということで、被害者支援にがっつりスポットが当たると思いきや結構「事件モノ」で驚きました。いわゆる謎解きシーンが多い印象です。
奥さんはなぜ嘘をついたのか、火災は放火か、旦那さんは浮気していたのか、、、
これらの謎を追うほうが話の軸でした。
心理学者の描写に違和感
私は公認心理士、臨床心理士の資格を持つ白石の描写に違和感がありました。
私は大学で心理学を学んでいました。
心理学を学ぶ上で何度も注意するよう言われたことは
「目の前の人を簡単に決めつけない」ということです。
もちろん心理学は学問なので統計をとってカテゴライズします。
だからこそ目の前の人を簡単に決めつけてはいけない。
心理学は知識としてもっている。
一番大切なことは目の前の相手の話をちゃんと聞く。
だから白石の被害者遺族に対する態度に違和感を感じました。
相手の話を聞かずに「心理学ではこう考えます」とか知識を話はじめたり、奥さんが嘘をついていたからといってよりにもよって奥さんの放火を疑うとか、事件を解決しようとするとか、ありえない。
相手の話を聞く姿勢がまったくない。
カウンセラーとは思えない。
脚本が「きらきらひかる」などを担当された井上由美子さん、「学者だからこんな感じ」と安易に書いてるとは思えないので、何か理由がありそうな気もします。
役者さんの芝居が素晴らしかった
小池栄子さんのぶれない感じはとても良いし、北香那さんはいわゆる偏屈な学者の感じがとても上手い。専門的な知識を語る際のセリフがとても聞きやすいです。
第1話なのに2人の息がぴったりでした!
同じ刑事課の強行犯係の刑事役の岡山天音さんのミステリアスな感じも良いです。
支援室はときに捜査のさまたげになることもあるので、他の刑事からは煙たがられているのですが、岡山天音さん演じる鴨居はどっちでもない感じ。
敵なのか味方なのかわからない役、岡山天音さんぴったり。
そして利重剛さん、真島秀和さん、味方良介さんが出ていると、「刑事ものドラマ」を見てるって感じがします。存在だけで重厚感が増します。
第1話で被害者遺族を演じた北乃きいさんも圧巻でした。
辛いことが起こって「泣けない感じ」、「口だけ笑顔を作ってしまう感じ」がすごく伝わってきてこちらまで辛くなりました。
警察が舞台のドラマは毎クールありますが、被害者支援をあつかうドラマは初めてのように思います。これからも楽しみです。
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