※この記事はネタバレを含みます
店の売却が必要という成年後見人の弁護士
売却が必要な根拠を弁護士に問いただす茉莉
スナックの売上ではグループホームの支払いがまかなえていない
さらにスナックは赤字であかりのポケットマネーで補填している
グループホームの支払い分の10年分の1002万円が工面できなければ
不動産を売却して資金を確保する必要がある
どこからどう見ても真っ当な意見!
悪徳弁護士のようにみせかけてちゃんとした人だった
成年後見人の報酬が流動資産によるなんて知らなかったし
グループホームは月15万もかかるなんて知らなかった
去り際の竹林弁護士の問いが痛い
なぜ店を守りたいという強い気持ちがあるのに認知症の初期段階で事業譲渡の手続きをしなかったのか
「まだ大丈夫」というあかりの気持ちが痛いほどわかる
認知症がどんな病気かは知ってる
身内が認知症になったとき自分はどこまで向き合えるだろう
本人の「大丈夫」を否定しなきゃいけない辛さ
どこまで自分は現実を優先できるだろうか
高齢者施設は「身元保証人がいない」という理由で入居を断ることができない
これも知らなかった…
怖いと思って避けてると知識を得られない
ドラマで政治や社会保障制度のことをやってくれるのはありがたい
厚労省の通達では身元保証人がいなくても入居は断ってはいけないとされているが、施設側からすると保証人がいない人に対して対処するための法律がない
成年後見人はあくまで本人の代理
本人が亡くなったり、病気やけがで処置が必要となった場合
身元保証人として判断を下すことはできない
施設側も対応するには人も施設も必要で、それは無償ではできない
結局は入居者の負担になる
これは施設側は悪くない
茉莉も「不勉強でした」と頭を下げます
それでも茉莉はなんとか店の売却を止めようと
補助金など使える制度はないか調べ続けますがなかなか見つからず最終手段に出ます
茉莉が父から渡された退職金という名の手切れ金1000万を補填にとあかりに差し出します
あかりが1000万円を受け取らない理由は「自分の退路が断たれるから」
茉莉からお金を受け取ったら「お店を辞められなくなる」
あかりはとし子ママのお店のために、とし子ママのためにだけ生きていました
その言葉を聞いた茉莉はお金をもってあかりの家を飛び出します
飛び出した茉莉にあかりは「悲しい?悔しい?怒ってる?」と聞きます
あかりは人の気持ちを勝手に決めつけないところが本当に素敵
あかりが自分に価値がないと思ってしまった原因はなんだろうか
茉莉の「暗い方へはもう行きたくない」という思い
お母さんとの約束「明るい方へ正しく強く」を守りたいという思い
その思いを感じたあかりは手切れ金のお金を使ってコンビニスイーツを買います
そのスイーツを食べながら「世界ぜんたいの幸福」に貢献してる二人
このドラマは一貫して「世界ぜんたい」に私もあなたもみんな含まれる
そうメッセージを送ってくれています
スイーツを食べながら茉莉は一発逆転の方法を思いつきます
それは「とし子さんの気持ち」
とし子ママが「売りたくない」という明確な意思を示すこと
その「お気持ち」が成年後見人に伝われば売却を覆せるかもしれない
茉莉とあかりはとし子ママの元へ
しかしとし子ママはあかりが何度聞いても「お店を売りたくない」とは言いません
取り乱すあかりに驚く茉莉
あかりは茉莉にはいつも気持ちを決めつけず聞いてから行動するのに
とし子ママが「売りたくない」と思っていると決めつけてしまいます
施設のほかの入居者にはその人の世界を壊さずに会話できるのに
とし子ママの世界を受け入れられず現実に引きずり出そうとしてしまいます
長らく高齢者と接している施設の人でさえも自分の家族となると受け入れられない
やっぱり帰ってきてほしいし、あの頃のように話したい
リアルだ、リアルすぎる
リアルすぎて胸が痛い
あかりが店を守りたい理由はお店があればとし子ママが帰ってきてくれるかもしれないから
とし子ママも悪いことが重なって死のうとしたところにあかりと出会って逆に救われていた
お互い思い合ってるのにすれ違って本当の気持ちが伝わらない
メモ裏の本当の気持ち
このドラマ1シーンの隙もない
中島みゆきさんの「悪女」の話もよかった
そして伊勢志摩さん、伊能昌幸さんも良かった
2人のもこれだけの出演ってことはないよね??
脇役のキャスティングまで少しの隙もない
これまでのドラマは成年後見人や施設の人が悪い人ってことが多かった
でもこのドラマはみんな自分の仕事に正しく向き合ってる
そんな正しい人たちの幸福を守る話
共感できるなあ
いよいよ都知事選出馬を決めたあかり
次回以降も楽しみです!



